商品名 : リクルート出身社長名簿 女子版 2021

メーカー名 : シーソーブックス (SeeSawBooks)

商品価格 : ¥ 1,800 税抜

出版年月日 : 2020年11月

著者名 :

ISBN : 978-4-909690-04-3

ジャンル: 法律・経済・経営・社会学

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会社を飛び出して独立をはたした女子社員たち。それはどうして?それからどうなった?一冊丸ごと、一挙29人インタビュー!

◆会社を飛び出して独立をはたした女子社員たち。それはどうして?それからどうなった?一冊丸ごと、一挙29人インタビュー!

◆この本はリクルート出身の女性社長たちのインタビュー集です。仕事と、生活と、経営を語り、夢を語り、仕事人生を歩んでいく女性たち。でも、ときには迷うこともある。悩むこともある。そんな本音もこぼれて微妙に揺れる心情が語られる充実の240ページです。

◆まえがきから
リクルートという会社はとても風変わりな会社でした。
(中略)
ここの社員には日本の企業では当たり前とされた、定年まで勤めあげるという発想がまるでなかったのです。もともと独立志向が希薄な社員でもそういう風潮の中で知らず知らず独立を意識するようになるということがあったかもしれません。機会があれば飛び出してみたい、一度は自分の会社を持ってみたい、本当にやりたかった仕事に挑戦してみたい、そんな思いで飛び出していった社員があちこちで話題になり、その分野がビジネスの世界ばかりでなく、後には学校教育や政治の世界まで及ぶにいたると、リクルートは人材輩出企業だというレッテルまで貼られるようになりました。

面白いのはそんな傾向が男女を問わないことで、社員の半分を占める女性も似たりよったりの思いがあったことです。会社を起こして自分の力を試してみたい!そんな男女がリクルートを離れて全国各地に飛び出していったのです。

リクルート創業者の故・江副浩正さんが2007年に書かれた『リクルートのDNA~起業家精神とは何か』(角川書店)にはこんなエピソードが紹介されています。

江副さんが初めて自社の新卒採用を実施したときのこと。4人採用のところに2000人の応募者が集まり、しかし、筆記試験では上位100人のうち95人が女性だったそうです。もともと基礎能力が高く、ビジネスマインドも旺盛な女性がこの会社には伝統的に集まっているのだと、江副さんは好んでこの事例を取り上げていました。

女性の活躍が日本の国際的な公約となり、さらにコロナ禍を経験したことで、新しいスタイルの働き方という立ち位置から女性の存在感はこれまで以上に際立ってきています。その意味からも、「女子版」の再登場は当然のことに思えます。

断っておきますが本書はサクセス本ではありません。結果ではなく経過の中に学ぶものがあると思えるのです。もっと自分らしくありたい! 夢をカタチにしたい! 悔いのない人生をおくりたい! どんな立場、環境にあっても、そんなことを思いながら悶々としたり、エネルギーを持て余している人がいたら、この本に目を通してもらえるといいかと思います。そんな方々への応援本になれたら嬉しいことです。

そういうわけでリクルートとは縁のなかった皆さんにもぜひ読んでほしいと思っています。
とりわけ、企業経営に携わる経営層の方々にも仕事のヒントが満載と思えます。事業や組織にどう取り組むか、女性人材のキャリアプラン、これからの職場の多様性の問題。おそらく沢山のヒントが転がっているのではないかとと思います。