田中裕明賞受賞の前句集『凧と円柱』よりおよそ6年後の著者 第3句集。
「生えている句を作りたい、と思ってきた。
草や花がそこにあるように、俳句もまたある。
草や花が何かの代わりとしてそこにあるのではないように、
俳句もまた何かの言いかえとしてあるのではない。
(……)だから私は俳句を、記録や報告や手紙、あるいは日記とは違って、
造形物とか音楽に近いものだと思ってきた。今もそう思っている。」(「あとがき」より)
田中裕明賞受賞の前句集『凧と円柱』よりおよそ6年後の著者 第3句集。
「生えている句を作りたい、と思ってきた。
草や花がそこにあるように、俳句もまたある。
草や花が何かの代わりとしてそこにあるのではないように、
俳句もまた何かの言いかえとしてあるのではない。
(……)だから私は俳句を、記録や報告や手紙、あるいは日記とは違って、
造形物とか音楽に近いものだと思ってきた。今もそう思っている。」(「あとがき」より)