その子の将来のために今行うべき適切な指導内容と方法を伝えます。
学校現場では、友達関係を中心とした対人関係の問題、また、落ち着きのなさや忘れ物など行動調整にかかわる問題のために、通常の学級での適応が困難になっている子どもたちがいます。おもにASD(自閉スペクトラム症)、そしてADHDの特性をもつ子たちです。本書は、ASD児を主たる対象とした情緒障害教育半世紀を振り返ってその成果と課題を明らかにし、引き継ぐべき教育の姿を提示するものです。研究者や医者とは異なる実践家の視点で、その子の将来のために今行うべき適切な指導内容と方法を伝えます。