出兵前夜の青年たちが遺した言葉に、いまを生きる私から返事を綴る。
14歳の時、知覧の特攻平和会館を訪れてから、
戦争体験と記憶の継承をめぐる課題に心を寄せ続けてきた著者・のせなな。
アジア・太平洋戦争末期に戦没した日本の学徒兵の遺書を集めた遺稿集、
『きけ わだつみのこえ』への「きわめて個人的な視点」からの応答をとおして、
戦争を体験していない世代による「記憶の継承」を試みたエッセイ集。
「彼らの言葉に耳を傾け、いまの目で読み、いまの言葉でこたえること。
その対話のなかで、経験していない戦争が、少しずつ「自分のこと」になっていく気がしている。」
(「はじめに」より)



