《神は千年に一度 次元の隙間に唇を当て 思い切り息を吸い込み
そして、細く長い息を吐く 気まぐれにかき混ぜられる
こちら側の世界からは だが、しかし、事態の全容はつかめない》
―「長い長い退屈」より
《生活自体を丸ごと頬張るのだ
そして、永遠に味わえ 生の虚無と眩い美を》
―「生活と娯楽」より
夜の盛り場で。公園で。火葬場で。娘を寝かしつける寝室で。
スナック無駄の詩は、「生活」という最も退屈で最も美しい場所を凝視し、
そこに滲むものを映し出す、詩の姿を借りた〈生きる痕跡〉である。
日常に潜む狂気と幻想を静かに目覚めさせ、現実の境界線をゆっくりと融かしていく、
まさにここに生きるわたしたちのための詩集。
スナック無駄、待望の初詩集!全57篇収録。



