建築的視点での魅力に、歴史・文化の側面も交え、網羅的に紹介する特別記念本!
なんばのランドマーク・味園ビル。
見上げれば光っていたおなじみの巨大なネオンが消えようとしている。
長年このビルとともに歩んだ著者たちも、
「いまだにこの建築をどのように語ればよいのかわかりません」と口をそろえる、
大阪の戦後建築を代表するものすごい建築のひとつである。
本書は、2025年、惜しまれつつ閉館した圧倒的な建築に深い敬意と愛をこめて、
圧巻のスケールをうつしとった写真群と建築的視点からの解説に加え、
歴史・文化の側面も交えて、網羅的に紹介する。
第1章は新旧の建築写真集、
第2章は味園ビルの最盛期を彩った宣伝物や構想スケッチなどのお宝資料、
第3章は味園ビルのさまざまな関係者への取材と、著者たちとユニバースのかかわりを収録した。
高度経済成長期から令和まで、時代とともに変化しながら残ってきた戦後レジャービルの記録。



