「奇跡の薬」の新事実を明らかにした衝撃の書。
「これほど世界にとって重要な話を私は他に知らない」
本書でインドのカーヴェリ・ナンビサンさんが紹介している
米ジャーナリストのマイケル・カプッソ氏の言葉だ。
イベルメクチンはまさしく、その「世界にとって重要な話」の核心にある薬だ。
カブッゾ氏が記事のタイトルに掲げたように
イベルメクチンが「新型コロナを打ち砕いた薬」だったという事実は、
本書を読まれた方は共有していただけたことと思う。
しかし、「重要な話」はそれだけではない。
ブラジルの章で、同国出身の作家・フィリペ・ラファエリ氏は
「衝撃的な事実は、安価でジェネリック、特許はないが効果的な治療法が、
巧みに組織された企業の策謀によって妨害され、その結果、数百万人が死亡したことだ」と書いている。
核心はここにある。
イベルメクチンと各種ビタミン、必要に応じてステロイドなどを加えて治療すれば、
新型コロナはさほど恐れる必要のない病気だったのだ。
それにもかかわらず、再利用薬としてのイベルメクチンの処方は本書にあるように
米国、カナダ、セントルシア、フィリピン、オーストラリア、
オランダ、ジンバブエ、南アフリカなどかなりの国で禁止または推奨されず、
米国やカナダ、ジンバブエなどでは多くの患者にイベルメクチンを処方して
命を救った医師たちが、医師免許はく奪などの弾圧を受けた。
本書の著者たちの中には、イベルメクチンを推奨しても、
それによって個人的な利益を誘導する立場にある者は誰もいない。
そもそもイベルメクチンは特許も切れてジェネリックが広く出回っている薬だ。
それでも彼らはイベルメクチンの効果を確信し、患者に処方し、多数の命を救った。
本書の著者たちだけでも、数千人から数万人の命を累計で救っているが、
彼らを待っていたのは迫害だった。こんな不条理なことがあるだろうか。