『月刊 漢方療法』に30回にわたり連載された記事をまとめ、さらに語句解説やコラムを追加。
痛みの治療に対する漢方の効果、その方剤・生薬レベルでの実験的事実は少しずつ蓄積されている。
しかしその治療体系については未だ未開の領域。
西洋医学を学んだ著者が、医師として漢方治療を今日的に経験し、
そこに生まれた新鮮な驚きの記録が本書であり、
痛みの病態をさらに解明するために必要な西洋医学と漢方医学の対話に挑む。
これから痛みの治療に漢方を応用していこうという方々への一助ともなる書。