商品名 : 中国社会・遊戯図譜

メーカー名 : 集広舎

商品価格 : ¥ 3,800 税抜

出版年月日 : 2024年5月

著者名 : 相田 洋

ISBN : 9784867350430

ジャンル: 歴史・地理

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清末の絵入雑誌『点石斎画報』で読む庶民の世間と遊び。

「結婚式のコンパニオンは美女ぞろい」
「首を斬った死刑囚から抱き着かれてショック死した首切り役人」
「ギャンブル狂の亭主に下着まで売り払われた女房」など、
清末の風俗画報『点石斎画報』をもとに、 旧中国の庶民の世界を活写する!

本書は、先に刊行した『中国妖怪・鬼神図譜』、及び
『中国生業図譜』・『中国生活図譜』の続巻である。
タイトルは前書と共に苦し紛れの命名で、あくまで便宜的なものだ。
なお、前書と同じく一般に知られているものは簡単に、
知られていないものは詳しくを、方針とする。

先ず『点石齋画報』全般の説明をしておくが、これは前三書と同様に
『中国妖怪・鬼神図譜』の記述をほぼそのまま引用しておく。
『点石齋画報』(以下、『画報』と略称する)は、
清末の光緒十年四月(一八八四年五月)に創刊され、
光緒二十四年八月(一八九八年八月)に、五二八号をもって終刊となった、
十日(旬)毎に発売された絵入りの旬刊紙である。
発行元は、上海の中国語新聞『申報』の発行元である申報館。
内容は、清仏戦争や日清戦争などの時事もの・文明開化で輸入されたテクノロジー、
海外の不思議な習俗から、中国国内の市井のゴシップ・妖怪や幽霊に関する噂話まで、
世紀末中国のパノラマのように、「ありとあらゆるもの」(武田雅哉)が取り上げられている。