巣症状(局所症状)を理解し看護をアップデートする!
臨床現場では,診断名と照合できない症状に疑問や違和感をもつ場面が多いものです。
そうした疑問や違和感は
「自分たちのケア技術に問題があるのでは」
という自責感や行き詰まり感を生じさせてしまうかもしれません。
しかし「診断名のみに焦点化したアセスメントや看護から、巣症状(局所症状)に基づいた看護へ」
という観点をもつことで、看護は変わります。
本書では、執着や切迫感が強く、診断名の統合失調症に違和感を抱いていた事例に対して、
神経内科医に前頭側頭型認知症の指導を受け、脱抑制ととらえケアの修正をはかることができたケース。
また、激しい周辺症状や反復する誤嚥性肺炎を呈するアルツハイマー型認知症と診断されていたケースでは、
頭部CT画像を通じて,海馬の萎縮がみられないことを確認し、
誤嚥は過去の延髄梗塞からのワレンベルグ症候群と判明したケースなど、
「巣症状(局所症状)に基づいた」17事例を紹介しています。