商品名 : 白秋うれしかりけり

メーカー名 : 集広舎

商品価格 : ¥ 2,000 税抜

出版年月日 : 2024年10月

著者名 : 大橋 鉄雄(語り)、 鶴丸 哲雄(聞き書き)

ISBN : 9784867350553

ジャンル: 文芸・文学・エッセイ

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白秋生家・記念館の前館長が 白秋の生涯と魅力 作品と様々な人間模様に加え 自身の半生をたっぷり軽妙に語る 聞き書きエッセイ

(前略)北原白秋の歌が初めて私の記憶の箱に納まったのは一九六〇年、小二の時でした。農村地帯の小学校では珍しいことに児童が一人、転校することに。学校を後にするその女の子を見送った日は、雨でした。彼女の背中にクラスメートで声を張り上げて歌ったのが、その情景にぴったりのこの童謡──。(中略)
 題名は「あめふり」。白秋作詞、中山晋平作曲です。それにしても「ピッチピッチ」と来て、次は「チャップチャップ」、締めは「ランランラン」ですぞ。中山の曲も良いですが、白秋によるオノマトペの軽快さが際立っていますね。
《本書「彼女に歌った『あめふり』」より》