ZeebraとSEEDAがW表紙を飾る |
HIPHOPが世界で誕生して50年が経った今、次の50年はどうなっていくのだろう?1990年代から日本のHIPHOPシーンを牽引してきたZeebra。 2000年初頭に彗星の如く現れ、プロップスを集め続けるSEEDA。 レジェンドがそれぞれの視点から自らの半生と、自らの、そしてシーンの青写真を語る。全編モノクロームの撮り下ろしで綴る、完全保存版の独占ロングインタビュー。
◆COVER : Zeebra | 「"Daddy"の看板を降ろした その先に伸びる道」
【独占1万5千字超 / 撮りおろしロングインタビュー14ページ】以下リードより
連日の悪天候が嘘かのように光が差し、暖かい早春のとある日。静かな住宅街に佇むスクラップ工場の前に一台の車が止まり、日本のシーンを三十年以上に渡って背負い続けてきた男が降りてくる。ステージ上ではなく、リラックスしたプライベートな姿にも、余裕と風格が漂っている。真っ昼間の日差しがレジェンドを照らし、足元には影が伸びる。「光と影」、それは破壊と創造を暗喩しているかのようである。
◆BACK COVER : SEEDA | 「心に嘘をつかない」"リアル"でいるためのたった一つのルール
【独占1万字超 / 撮りおろしロングインタビュー14ページ】以下リードより
「雨は子どもの頃から嫌いじゃないんです」三月某日、東京と神奈川の境にかかる丸子橋の上には、冷たい雨が降り注いでいた。撮影クルー以外、誰もいないその場所で激しさと静寂が交じり合う川面を眺めながら、ラッパー・SEEDAがそう呟く。その言葉は、まるで煙のように空気に残り続けた。