医療分野におけるデータマイニングの入門書である。
医療分野では様々なデータが蓄積されているが、宝の持ち腐れになっていないだろうか。
医療データにデータマイニングを適用したい医療従事者にとって、本書はデータマイニングの概要から医療分野の解析事例、
最近話題のビックデータまで学べる、医療分野におけるデータマイニングの入門書である。
著者について
監修者
津本周作:大阪大学医学部卒。千葉大学医学部附属病院、東京医科歯科大学難治疾患研究所を経て、
現在、島根大学医学部医学科医療情報学教授。
著書に、「データマイニングの基礎;共著、オーム社」など。
著者紹介
横山茂樹:医療データマイニング研究会会員。九州工業大学電子工学科卒業、東北大学大学院工学研究科修了。
薬剤感受性画像判定装置、免疫血清画像判定装置など、医療機器の開発・製造・販売するKoden Industryにて、
感染制御システムや医療データ解析に役立つデータマイニングシステム等の開発に従事。
現在、ケーディーアイコンズ株式会社代表取締役。
日本各地の医療関係の研修会・セミナー等で医療データマイニング講演などを通して、
医療におけるデータマイニング解析の普及に取り組んでいる。
著書に、「特集 臨床検査のための情報処理技術の進歩:臨床検査情報の収集とデータマイニング 決定木;共著、臨床検査 2005臨時増刊、医学書院」、「医療データマイニングによる医療リスクマネジメント(No.1~12);共著、医療と検査機器・試薬、ラボサービス・宇宙堂八木書店」、「医療データマイニング小冊子(No.1~5);ケーディーアイコンズ㈱」など。
松岡喜美子:医療データマイニング研究会会員。大阪府立公衆衛生学院卒。臨床検査技師、認定微生物検査技師、感染制御認定臨床微生物検査技師(ICMT)、ISO15189審査員。
現在、感染制御コンサルティング会社、インフェクション・アドバイザー社代表、大阪府立急性期・総合医療センター小児科非常勤講師。感染制御コンサルティング業務に従事する傍ら、特に、プロバイオティクスの臨床応用、血流感染症、嫌気性菌感染症、真菌感染症、等の研究に取り組んできた。
予防に勝る治療なし(Prevention better than care)を座右の銘に、医療リスクマネジメントとしての感染症予防に向けて、医療データのデータマイニング解析の必要性を、各種の学会発表などを通して訴え続けている。
著書に、「カラーアトラス微生物検査:Aspergillus funigatusによる肺真菌症;共著、医歯薬出版」、「真菌検査の進め方:鏡検と染色;共著、Medical Technology 1995臨時増刊」、「感染症診断に必要な微生物検査:血流感染症;共著、ライフサイエンス」、「臨床検査項辞典:細菌培養(血液・穿刺液);共著、医歯薬出版」、「基準値ハンドブック:細菌学的検査;共著、南江堂」、「医療データマイニングによる医療リスクマネジメント(No.1~12);共著、医療と検査機器・試薬、ラボサービス・宇宙堂八木書店」など。