健康保険の基で歯科診療に従事している者にとっての必読書
わが国が世界に誇る「国民皆保険」、その中における歯科保険制度の構築と普及に尽力された著者が、中医協委員時代から今日に至る歯科の歴史的諸問題の所在と解決のヒントを著した「渾身の書」
目次
■ なぜ医科・歯科間に大きな経済格差が生まれたのか
■ 初再診料を医科と同額にする戦略は不利
■ 補綴物維持管理料の成り立ち
■ 歯周疾患治療の体系の見直しと評価
■ 金銀パラジウム合金随時改定への歩み
■ 「かかりつけ歯科医初再診料」提案の発火点と終焉 そして現在に残る禍根
■ 保険外併用療養費制度について
著者について
齋藤憲彬(さいとう・のりあき)
昭和27年 日本歯科医学専門学校(現・日本歯科大学)卒業
昭和41年 斉藤歯科医院を開設し現在に至る
昭和58年 東京都知事表彰(保健衛生功労)
昭和60年 厚生大臣表彰(保健衛生功労)
昭和62年 厚生大臣表彰(健康保険事業の発展に貢献)
平成元年 藍綬褒章受章
平成12年 日本歯科医師会会員有功章受章
平成21年 旭日小綬章受章
《官公庁関係歴》
昭和47年 国民健康保険団体連合会診療報酬審査委員(4年)
昭和50年 国保連合会運営協議会委員(15年)
昭和52年 東京都支払基金診療報酬審査委員(13年)
平成3年 中央社会保険医療協議会委員に委嘱(平成12年3月まで)
《民間関係歴》
昭和47年 社団法人日本歯科医師会疑義解釈委員会委員(16年)
昭和49年 社団法人日本歯科医師会社会保険委員会委員(15年)
昭和50年 社団法人東京都歯科医師会理事(14年)
平成14年 日本歯科大学客員教授