商品名 : 彼岸の図書館
メーカー名 : 夕書房
商品価格 : ¥ 2,000 税抜
「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」という「実験」のはじまりとこれから。
古代地中海研究者の夫・真兵と、大学図書館司書の妻・海青子。
夫婦そろって体調を崩した4年前、都会から逃げるようにして向かったのは、
人口わずか1700人の奈良県東吉野村。
大和の山々の奥深く、川の向こうの杉林の先にある小さな古民家に移り住んだ2人は、
居間に自らの蔵書を開架する「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」を開設します。
訪れるさまざまな人たちとの対話を重ねるうち、
「ルチャ・リブロ」は単なる私設図書館を超え、山村における人文知の拠点へと発展していきます。
本書は、青木夫妻が移住を決意してから「ルチャ・リブロ」を立ち上げ、
「土着人類学研究会」を開催しながら、
現代社会の価値観に縛られない「異界」としての知の拠点を構築していくまでの「社会実験」の様子を、
内田樹氏や光嶋裕介氏などとの12の対話とエッセイで綴る、これまでにない「闘う移住本」です。