ウィズコロナ時代、有病者対応が医療安全の決め手。

患者が申告する予診票(問診票)の内容をもとに、「完成度の高い医療面接」を実践的に解説。疾患・薬剤ごとの重要注意事項もコンパクトにまとめられて使いやすく、診療室に置いて日常の臨床にすぐに役立つ一冊です。
歯科疾患管理料において必須の確認項目である基礎疾患、服用中薬剤。新型コロナウイルスとの共存が余儀なくされる時代にあって、ますます重要性を高めています。歯科に患者さんの長期継続管理が期待される中で、安心・安全な歯科医療を提供し続けるために、本書をご活用いただければ幸いです。
☆本書と連動した「予診票(問診票)」「照会状」「紹介状」テンプレートを無料ダウンロード可能
☆骨吸収抑制薬や高血圧に関するガイドラインなど、最新の知見に基づき40ページ増の大改訂！

●目次
【第1部：医療面接から患者を把握する】
第1章：既往歴(全身疾患の現病歴・既往歴)からのチェック
高血圧
狭心症・心筋梗塞
不整脈
心臓弁膜症
心筋症
先天性心疾患
心不全
糖尿病
喘息
COPD(慢性閉塞性肺疾患)[NEW]
肝臓病(肝炎等)
腎臓病
甲状腺疾患
副腎皮質機能不全[NEW]
アレルギー
関節リウマチ[NEW]
がん
脳卒中
認知症
骨粗鬆症[NEW]
HIV
てんかん
うつ病[NEW]

第2章：服用中薬剤・治療状況からのチェック
循環器系薬剤
心臓ペースメーカ、植込み型除細動器(ICD)など
抗血栓薬
糖尿病用薬
副腎皮質ステロイド薬
腫瘍用薬・免疫抑制剤
骨吸収抑制薬
解熱鎮痛消炎薬
睡眠鎮静薬、抗不安薬
抗てんかん薬
抗うつ薬[NEW]

第3章：日常生活からのチェック
階段を休まずに2階まで昇れますか
胸がしめつけられるような痛みを感じたことがありますか
食べる時にむせることがありますか
意識がなくなったり、気が遠くなったことがありますか
歯科治療中に気分が悪くなったことがありますか
けがをした時に血が止まりにくかったことがありますか
妊娠・授乳中ですか
【第2部:医療連携への入門】
臨床検査の考え方・読み方
照会状(対診書)と紹介状の書き方