130年前に出版され、以来、美術解剖学の教科書としてずっと読み継がれている一冊。
本書は、医師、解剖学者で彫刻家、製図家でもあるポール・リシェの著書
『美術解剖学 ANATOMIE ARTISTIQUE
DESCRIPTION DES FORMES EXTETRIEURES DU CORPS HUMAIN』(フランス語)の日本語版である。
110以上の図が並べられ、文章は付属物としての位置づけである。
今回、美術解剖学の専門家が日本語に翻訳し、
それを解剖学で多くの翻訳本を手がけている坂井建雄氏が監修している内容充実の本。
美術解剖学や解剖学に関する書籍が多く出版されているが、
本書は最もスタンダードな教科書であり、美術解剖学の金字塔とも言える本である。
人体を描いたり触れることを生業にしている画家、彫刻家、漫画家、イラストレーター、
アニメーター、CGアーティスト、ゲームクリエーター、デザイナーはもちろん、
医師、理学療法士などにもぜひ読んでほしい。