現役の看護大学の教員が、高校生・大学生に向けて、わかりやすく、楽しく、真正面から語りました。
普遍科目(教養科目)が、なぜ看護の学びに必要なのか、どう役に立つのか――。
現役の看護大学の教員が、高校生・大学生に向けて、わかりやすく、楽しく、真正面から語りました。
ユニークな授業で「看護ハナマル先生」(第7回 日本看護学教育学会)に選ばれた経験をもつ小河一敏さんは、宮崎県立看護大学で看護の学びに役立つ自然科学の授業を20年以上続けています。
宇宙・地球・生命から始まる小河さんの授業をのぞいてみれば、看護を学ぶ醍醐味は普遍分野でつくるしっかりとした土台から始まることがわかります。
著者自身のワクワクが伝わってきて、思わず一気に読み切ってしまう爽快な読みものです。
著者について
宮崎県立看護大学准教授(普遍分野「自然界と看護」)。
大阪大学理学博士(物性物理学)。京都大学原子炉実験所COE研究員を経て、宮崎県立看護大学開学の1997年に看護の基礎となる自然観を学生に伝えるために着任。学生の看護実習に自ら参加して看護とは何かを知ることに努め、F. ナイチンゲールの『看護覚え書』と深く出会うことを通じて、同書を自身の健康的な生活や看護実践に役立てていくための自然科学教育ならびに生活科学教育を構築した。2019年看護学生が推薦する「看護ハナマル先生」(日本看護学教育学会)に選ばれる。