「セルフケア」と「薬物療法」をおさえてあなたのMSEの知識は完成する。
「セルフケア」と「薬物療法」をおさえてあなたのMSEの知識は完成する。「薬力」「D1受容体」「NA受容体」「薬物動態」「CMAX」「TMAX」「CYP」……。ぱっと見,こうしたコトバが並んでいると,「むずかしい!」と思ってしまいますよね。でも本書を読めば,「あの患者さんの処方薬のTMAXから考えて,もう2時間前に服薬してもらったらどうでしょう?」などというように,すぐに臨床で活用できます。そして「セルフケア」。看護にとってもっとも重要な要点である「セルフケア」を「薬物療法」「精神症状」と結びつけて対象者の全体像を把握しましょう。
著者について
岐阜県揖斐郡生まれ。岐阜県立岐阜商業高等学校(県岐阜商)卒業。
日本大学文理学部で哲学を専攻,大阪府立大学大学院看護学研究科博士前期課程修了(看護学修士)。2008年に日本看護協会から精神看護専門看護師の認定を受ける。公益社団法人岐阜病院と社会医療法人北斗会さわ病院で精神疾患看護を専門としたのち,2014年4月より宝塚市立病院でリエゾンナースとして勤務。身体科領域の患者に対する精神看護の提供と看護師のメンタルヘルス支援に従事している。統合失調症,感情障害,パーソナリティ障害,認知症,せん妄まで幅広い実務経験がある。
2010年,医学書院より安保寛明氏(山形県立保健医療大学)との共著『コンコーダンス-患者の気持ちに寄り添うためのスキル21-』刊行,2012年に本書の姉妹書『専門的な思考を鍛える 看護のためのフレームワーク』,2016年に『改訂 専門的な思考を鍛える 看護のためのフレームワーク』刊行。