商品名 : 戦争がもたらすものを撮る 沖縄戦映画『島守の塔』監督・五十嵐匠の軌跡

メーカー名 : 泉町書房

商品価格 : ¥ 2,300 税抜

出版年月日 : 2022年8月

著者名 : 堀ノ内雅一 / 五十嵐匠

ISBN : 9784910457031

ジャンル: 芸術・芸能・音楽 法律・経済・経営・社会学

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こんな時代だからこそ「命どぅ宝」(命こそ宝)を伝えたい

コロナ禍による1年8カ月の中断を乗り越えて完成した奇跡の映画『島守の塔』。監督・スタッフ、萩原聖人・村上淳・吉岡里帆らのキャストが「命どぅ宝」(命こそ宝)を伝えたいと困難に挑んだ製作ドキュメント。貴重な製作過程を五十嵐匠監督のロングインタビューを中心に記す。
映画『島守の塔』はウクライナ危機で世界が緊迫する2022年夏から秋に公開される。第二次世界大戦末期に、兵庫県出身の島田叡と栃木県出身の警察部長・荒井退造といった本土から派遣され戦火に散った二人の官僚と沖縄県民の姿を描き、命の大切さを訴える映画。
またこの本は、厳しい日本映画界で30年以上、自分の企画でお金を集めて映画を作り続けてきた監督・五十嵐匠の物語でもある。室田日出男を起用した劇場デビュー作『津軽』から『島守の塔』までの制作秘話を満載。映画人、支援者たちが、映画にかける思いを語る。監督・五十嵐匠の軌跡を立教大学時代からの盟友であるライターの堀ノ内雅一がインタビューした。日本の映画制作の現場で奮闘してきた一映画監督の姿をとおして、日本のコンテンツ作りのあり方にも一石を投じる書です。
登場作品
『津軽』『ナンミン・ロード』『兼高かおる世界の旅』『SAWADA』『地雷を踏んだらサヨウナラ』『天国までの百マイル』『みすゞ』『HAZAN』『アダン』『十字架』『二宮金次郎』『島守の塔』ほか

著者について
1958年北九州市生まれ。小倉南高校を経て立教大学文学部日本文学科卒。ノンフィクションライターとして、「女性自身」の人物ドキュメント「シリーズ人間」をはじめ、さまざまな社会現象・事件のなかに息づく人間存在にスポットを当てて取材を続けている。著書に『阿部定正伝』『草原の人 美空ひばりからの手紙」など。

1958年青森市生まれ。弘前高校を経て立教大学文学部日本文学科卒。在学中から映画制作を始め、89年『津軽』劇映画デビュー。岩波映画で四宮鉄男に師事。TBS『兼高かおる世界の旅』にもスタッフとして参加する。監督作品に『SAWADA』『地雷を踏んだらサヨウナラ』『みすゞ』『二宮金次郎』など。最新作に『島守の塔』。