重症児者の歴史的背景を踏まえた療育の理念や、理学療法概念と変遷、理学療法技術の理論的背景や裏づけとともに「発達保障」と「生活保障」の両面から実践的・具体的なアプローチの方法を詳しく紹介。
さらには、在宅理学療法や重症児者に関連する福祉制度、チームアプローチ、余暇活動やスポーツ活動、家族支援など、多様なサービスと包括的な支援についても説明。
重症児者に携わる理学療法士は多面的な療育 アプローチの実践に多くのヒントとアイデアを得ることができる一冊!
【概 論】
1-01
重症心身障害児者の理学療法の背景となる歴史と概念の変遷
花井 丈夫
1-02
理学療法評価のいとぐち
榎勢 道彦
【各 論】
2-01
ヒトの成り立ちから考える理学療法
平井 孝明
2-02
呼吸機能と嚥下機能の発達とアプローチ
金子 断行
2-03
ポスチュアリングと姿勢環境支援
染谷 淳司
2-04
側彎の対策とアプローチ
海瀬 一典
2-05
非対称変形に対する理学療法
奥田 憲一
【応用編】
3-01
身体に不自由のあるこどもたちの支援を通して発達を考える
高塩 純一
3-02
在宅での理学療法
齋藤 大地
3-03
福祉制度の変革と福祉事業所における理学療法士の役割
辻 清張
3-04
放課後等デイサービスでの理学療法士の役割
要 武志
3-05
障害者支援施設等での生活介護における理学療法士
花井 丈夫
3-06
学生教育における重症心身障害の理学療法
中 徹
3-07
チーム支援
宮本 久志
3-08
重力とあそぶ〜余暇・スポーツ活動支援〜
辻 清張
3-09
家族支援・きょうだい支援・親なきあと等についての配慮
押木 利英子